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成龍酒造の酒造りをささえるつくりびと

賀成龍酒造の酒造りをささえるつくりびと

小さな蔵の大きな夢

冬の間中ずっと酒蔵にこもり
ノンストップで酒造りは続きます
手づくりにこだわった酒造りは
その全てが苦労の連続ですが
できたときの喜びを知っているからこそ
酒造りはやめられません

伝統ある酒造りの中に受け継がれてきた
「和醸良酒(わじょうりょうしゅ)」
という言葉があります
「和は良き酒を醸し、また良き酒は和を創り出す」
という意味です

造り手が和の精神を持って一丸となり
笑顔で行う酒造りこそが
飲んでくださる方の笑顔につながると考えています

小蔵ではありますが
日本酒を通じた明るい社会と
未来を創っていけるよう
今後とも努力を続けて参ります

「長年の経験があってこそ
醸せる酒がある」

杜氏 織田 和明近影

杜氏 織田 和明 KAZUAKI ORITA

私が酒造りの道に入ったのは、まだ酒造りが冬の間だけの季節労務の時代でした。その当時の社長から製造をやってみないかと声をかけられ、東京農業大学の醸造学科で酒造りについて学び、蔵入りしてから杜氏に師事しながら修行してきました。
酒造りで重要なのが麹づくりです。蒸し米に種麹を植え付け、温度と湿度の管理を徹底し、何度も手入れをしながら麹菌を育てていきますが、米の固さ・やわらかさ、水分量などの状態によって麹の育ち方は違ってきます。長年の経験によって麹の状態を見極め、良い麹づくりを行うことが良い酒造りに繋がります。
うちの蔵は米のうまみを活かした個性のある酒造りを行なっています。
その年の気候、その年の米、その年の麹、年によって酒造りの条件は異なるため、「毎年一年生だ」という気持ちで酒造りに取り組んでいます。手作業による酒造りは苦労の連続で難しさもたくさんありますが、だからこその面白さがあります。

「数値管理と
肌感覚による酒造り」

近影

首藤 敏孝 TOSHITAKA SUTO

大学時代に実習先の蔵で搾りたての酒を初めて飲んだとき、「米からこれだけの香りや味が出るんだ」と衝撃を受け、日本酒の本当のおいしさに気づきました。そこから本格的に日本酒造りを目指し、酒造りの世界に入った2006年以来、日々知識と経験を深めています。
酒造りには終わりがなく、毎年が新しい年のようなもの。安定した品質で、おいしさを出していくためにはしっかりした数値管理が必要になってきます。最終の仕上がりをイメージしながら予測を立てて、着地点まで補正しながら酒造りをしていきますが、同じ数値で造っても、作り手によって微妙に味わいが変わってくることも事実です。それが“肌で感じる酒造り”ということなんだと思います。
蔵による違い、年による違い、造り手による違いがあるのも酒造りの醍醐味だと思っています。自分が造ったお酒を飲んでいただいて笑顔になってもらいたいと、タンクの中の酒に笑い声を聞かせてやりながら酒造りをしています。目指すのは、飲んでくれた人が他の誰かに勧めたくなるお酒。数値と肌感覚の両方で、より良い酒を造っていきたいと思っています。

「大好きな故郷の魅力を、
日本酒を通じて広くお伝えしたい」

近影

首藤 英友 HIDETOMO SUTO

酒蔵の長男として生まれ、物心ついた頃から常に豊かな大自然や日本酒が身近にありました。風光明媚な自然やそこで収穫される四季折々の食材の豊かさ、瀬戸内海から水揚げされる新鮮な魚たち、家の蛇口をひねればこんこんと出てくる地下天然水など、今考えれば私にとってそれらの全てが空気と同じような当たり前の存在でした。
 高校卒業後、約10年間を学生・社会人として県外で生活していましたが、そこで得た経験や仲間が教えてくれた故郷や日本酒のたくさんの魅力。次第に「これからは日本酒を通じて広く皆さんに故郷の良さを知って頂きたい」、そう強く思いようになりました。
 そして2006年、当時勤めていた東京の会社を退職し、一念発起帰郷後この家業に入りました。それからというもの、冬は酒蔵にこもってスタッフ皆と一緒に酒と向き合い、お酒造りが終わるとお酒を担いで各地でたくさんのご縁を頂いています。今ではその全てが私の人生であり、大きな宝物となっています。全国数多ある酒蔵さんの数だけ、そしてそこで醸されるお酒の数だけ、様々なドラマやストーリーが存在しています。良き酒を醸す事はもちろんの事、そういった日本酒の中にギュッと凝縮された背景や魅力も一緒に皆さんにお届けする事で、飲む人すべての方の心を豊かにできれば嬉しく思います。