NEW 酒まんじゅう

もう数十年もの間、蔵の女将が手作りで作り続けてきた「酒まんじゅう」。
伊予賀儀屋の大吟醸粕を使い、一切の水を使わず、お酒で繋ぎ生地をつくります。中身の餡子は北海道小豆100%の自家製餡。ゆっくりぐつぐつコトコトと時間をかけて仕上げていきます。蔵女将手作りの”素朴な”お饅頭は、成龍酒造の蔵開きを中心に、いつの間にか多くの方の手に届くようになり、今では蔵の名物となっています。

そんな酒まんじゅうですが、蔵女将もまだまだ元気ではありながら、歳を重ねるごとに「いつまで私が作り続けられるのだろうか」という未来への不安も少しずつ出てきました。

「この酒まんじゅうを次世代の方にも長く食べて頂きたい、もっと多くの方に蔵の味を楽しんでもらいたい」、そんな想いを込め、ここ数年、密かにその秘伝の作り方を、地元老舗和菓子屋「星加のゆべし」さんにお伝えしてきました。
https://hoshikanoyubeshi.jp/?mode=f1

星加のゆべしさんも、快く蔵女将のお願いを引き受けてくださり、時間をかけて酒まんじゅうの引き継ぎを行っていました。原料や分量、蒸し方などの細かな点はじめ、創業150年という和菓子屋さんのプロ意識も重なり、納得できる味に仕上がるまで、本当に長い年月を要しました。
そして2025年、ついに新たに完成した”シン酒まんじゅう”、完成。

中の餡子だけでなく小麦も良質な北海道産にこだわりました。

「新たなモノ」を生み出す大切さと、「今あるモノ」を継承し続けるコトの重要さ、どちらもとても大事なコトです。明治10年から日本酒を醸し続け、地域に育まれながら今なおこうして多くの方に愛していただいている現状に感謝しかありません。日本酒はじめ、この酒まんじゅうなど、日々成長目指し、さまざまなモノを通じて、皆さまの食シーンを盛り上げていければ幸いです。引き続き、よろしくお願いします。

なおこの酒まんじゅうは、近日中に酒蔵SHOPなどでお披露目予定です。どうぞお楽しみに。
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