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お酒造り、始まっています。

ブログ 2022.01.11

成龍酒造、お酒造り始まっています。

12月からお酒造りはスタートし、大晦日もお正月も、土日も祝日も、カレンダー関係なく毎日お酒造りは続いていきます。空調設備のない自然蔵の酒造りは、外気が寒くなる冬の間だけしかできません。なので1年間皆様にお届けするお酒を、集中的に数ヶ月間で造っていくのです。

朝は5時半スタート。

まだ空は真っ暗、星空が綺麗な早朝です。ひと作業を終えて6時過ぎから朝食、そして7時前から作業再スタート。あれやこれやとやっていると、あっという間にお昼ご飯です。昼休憩は約1時間、13時からはお米洗い作業です。多い時は500kgものお米を数時間かけて丁寧に洗っていきます。そんなこんなで夕方となり、お風呂と夕食を済ませると、今度は夜の作業に突入。もろみの管理や麹造り、帳面への記入など、なんだかんだで1日が終わっていきます。

皆様からよく「お酒造りは大変ですね」とお声がけ頂くのですが、実は作業中など「大変だ」「しんどい」、など感じたことはありません。きっとその時その時で集中しているからなのでしょうね。後になって、あの時大変だったなぁとか思うことはありますが。何事も大変だと思うと大変になりますし、楽しいなと思えれば楽しくもなります。考え方ひとつで毎日の過ごし方は大きく変わるものです。

冬の水は冷たい!と思われがちですが私たちが使う地下水は年間水温一定の14度。外気温5度位の中で地下水に触れると、不思議と”温かさ”すら感じます。ただ水に濡れた手を冷たい冬の空気が通り過ぎる時、これが大変です。寒いを通り越して、痛みすら感じます。それもこれもいいお酒を造るため。そんな寒さも楽しみながら毎日過ごしています。

毎日酒蔵の中であっちいたり、こっちいったりとスタッフ皆で走り回っていますので、ブログ更新なども冬は少々のんびりペースになりますが、そこは何卒ご理解くださいませ。冬の酒蔵は私たち造り手しか入れないので、なるべくそんな秘めたる冬の酒蔵の様子をここから皆様にお届けさせて頂こうと思います。

これから大吟醸と呼ばれる、とても神経を使うお酒の仕込みに突入します。真剣な中にも笑顔を大切に頑張って参ります♪

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