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みかん。

ブログ 2021.12.12

愛媛といえば「みかん」、みかんといえば「愛媛」。

この絶対的かつ確固たる方程式は、私の過去約10年に及ぶ県外生活と、現在の職種において身を持って肌で感じていることです。どこに行っても「愛媛=みかん」というイメージは、ある意味すごいと思います。これも農業関係者さんのご努力あってのこと。私たちも日本酒を造る立場として、とても学びにもなります。

今日はそんな”みかん”のお話です。

先日、人口13000人の自然豊かな町、津島町に行ってきました。酒蔵から車で約2時間、南西に100kmの場所。同じ愛媛県とは思えないほど、自然背景や食文化の異なる魅力的な町。リアス式海岸で有名な場所柄、釣りのメッカとして豊かな漁場が広がる半面、山ではみかん栽培が盛ん。そこで代々みかん農家をされている山本さんんお会いしてきました。

色々柑橘栽培の昔・今・これからの話を聞かせてもらいました。実際に園地でみかんの木を眺めたり、日本酒とはまた違う視点でモノづくりの勉強を。どの業種・職種においても抱えている課題や悩みは意外に共通点も多く、こういう異業種の方のお話はいつもとても貴重。山本さん、ありがとうございます。

酒は人を映す鏡ですね、とよく言われますが、みかんもまた同じです。

山本さんの人柄のように優しい味わいのこのみかん。一口食べればどこか懐かしいコクと酸味。愛媛県の代表的な品種「南柑20号」というみかんを多く栽培されています。今でこそ色々な品種のみかんが世に出ていますが、私にとってのみかんはこの南柑20号。豊かな酸がコクに次第に変わっていく様子も面白い。酸があることで保存期間も長くなり日持ちします。焦らずゆっくり長く食べ続けられるみかん。

酒蔵では山本さんのみかんをお越しになるお客様にただいま無料でおすそわけ中。ぜひお越しの際はご自由にお持ち帰り下さい。なくなり次第終了となりますこと、ご了承くださいませ。。。そして遠く離れた津島町の山本さんという作り手さんの背景にそっと触れてみて下さいね♪

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