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原動力の手紙

ブログ 2021.06.04

\蔵の原動力/

今日はお客様から頂いた”お手紙”をご紹介します。

当蔵では2000年から約20年以上続けている蔵開き(別名:酒蔵開放)というイベントがあります。毎年”春”と”秋”の年2回、酒蔵を無料開放して「お酒と地域の食や芸術を楽しむ」といった、いたってシンプルなお祭りです。始めた当初は数十人だったお客様もこの約20年間で今では1500人もの方がお越し下さるイベントにまで成長させて頂きました。

しかし新型コロナウイルスの影響でこれまで1年半中止となり未だ再開の目処がたっていません。
その間に蔵開きを楽しみにして下さっている方から実は何通も酒蔵にお便りが届いています。

これには涙が出る位、ありがたく思っています。それらは酒蔵で大切に保管し、事あるごとに読み返させて頂き、私たち小蔵の大きな原動力になっています。コロナ禍で長引く混乱や不安の中、心折れそうになる事や思い悩む事も多々ありますがその都度頂いたお手紙を見るたびにやる気と元気がフツフツと湧いてきます。この場をお借りして皆様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございます!

さて私たちの酒蔵は創業から数えもうすぐ145年を迎えます。

決して規模の大きな酒蔵ではありませんが、長い歴史の中で地域の皆様はじめ、酒販店さまや飲食店さま、お客さまと、たくさんの方に応援して頂いて今があります。私の親やそのまた親、さらに遥か昔のお会いした事のないご先祖様の代から、ここ故郷で様々な方の支えを頂き長い間、酒造りに励んでおります。そんな皆様に恩返しできるように、良き酒を毎年醸し続ける事でたくさんの方に笑顔をお届けしていく事が昔も今もこれからも、大きな目標の1つです。もうすぐ主力米の田植えも始まり、来期向けて酒蔵は少しずつ動き出しました。また蔵開きが開催できるようになれば、ぜひワイワイと酒談義に花を咲かせましょう♪1日も早くこの混乱が収まることを空に願いつつ、今日も蔵作業等に奔走します♪

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