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栗の渋皮煮

ブログ 2021.09.05

蔵おかみ特性”栗の渋皮煮”、連日の”完売御礼”に感謝いたします。そしてわざわざ来て下さったのにお分けできなかった皆様、申し訳ありません。毎年秋になるとおかみが作ってくれる渋皮煮は、優しくて素朴で甘い酒蔵スイーツです。今ではこのように販売していますが、その昔は家で食べる手作りスイーツでした。お客様から分けて欲しい、という声が広がり今のように販売もするようになりました。

連日の完売御礼の中で「もっとたくさん作ればいいのに」、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、女将が一人で作っているのでそうも簡単にいきません。

毎日近くの市場で選りすぐりの栗を見定めて購入し、持ち帰ってひたすら皮を剥いだり、水につけたりと多くの手間と時間を要します。そして日によって市場に栗が出ていない時もあるので、そんな時は下準備ができません。地元産の栗にこだわって、昔からずっと作っているので栗のシーズンが終わればもう製造を止めてしまいます。今年はいつまで作れるかな、と毎日話しながらせっせと渋皮煮を作ってくれています。

ちなみに日本酒蔵らしく、日本酒もしっかり使っています。これが我が家の渋皮煮の隠し味。素材の味を生かし、テリを与えくれる日本酒パワーは素晴らしいですね。

という事で正味、栗の仕入れから約3日間かけて僅かな数量しか作れないという非効率なこの”栗の渋皮煮”。お客様の中にはありがたいことに「待ってるよー」という事で、ご予約受付後、出来次第後日お渡しというスタイルをとっている方もございます。もしご入用の際は、事前予約もどうぞ。ただ受け渡し日はこちらで製造完了後となるので日にちのお約束ができない事だけご理解くださいませ。

さて季節は秋ですね。秋のお酒と一緒に栗デザートを食べながらしっぽり、気持ちいい季節をお過ごしくださいませ。酒蔵では10月に向けた日本酒イベントを密かに計画中。色々新型コロナウイルスの影響で、これまでイベントも二転三転してきた2年間ですが、まだまだ予断を許さない状況です。なんとかイベント開催まで漕ぎ着けられるように頑張ります♪また改めてご報告します。どうぞよろしくお願いします。

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