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「酒は夢と心で造るもの」、昔も今もこれからもずっと変わらない蔵の理念です。

TEL. 0898-68-8566

  

〒799-1371 愛媛県西条市周布1301-1



成龍酒造の「酒造り」

蔵の味とは長い年月をかけて生まれるものです。
その土地の持つ食文化や蔵に長年住みついた酵母、脈々と湧き出る天然地下水、
そして私達造り手の想いと受け継がれし伝統の技。

毎年異なる気候条件の中、その年収穫されたお米で最高の酒を醸す事だけに集中し、私達は蔵にこもります。複雑に絡み合った様々な要素が蔵の中でじっくりと1つの「成龍酒造の味」を創っていくのです。

なぜこの味が成龍酒造の味なのか、その答えは蔵にあります。

ここでしか醸せないオンリーワンの味を求め、夢と心で醸す酒がここにはあります。
1年に1回だけ訪れる酒造りシーズンは、心躍りながらも毎年が勝負の季節です。



水・米・人・和



弱軟水 天然地下水は、自然からの贈り物

蔵の敷地内には深さ数十メートルと深堀りした井戸があります。その井戸の奥で自噴する「ウチヌキ」と呼ばれる弱軟水の柔らかいお水。弊社ではこのお水をお酒だけでなく、酒造機器の洗い物はじめ、蔵の中で使用する全ての作業に使っています。1982mの西日本最高峰「石鎚山」が源のこのお水は、蔵の、そして故郷の宝物。水に感謝し、良き酒を醸す事が故郷への恩返しだと思っています。

   愛すべき故郷、愛媛産の酒米。

原料米を多様化せず、その米の持つパフォーマンスをさらに引き出す事に注力しています。そして現在使用するお米のほとんどが愛媛県産米。その中でも主品目となっている「松山三井」「しずく媛」「ヒノヒカリ」の3種は弊社の酒造りに無くてはならない存在です。愛媛県産米を主に使う事で地域農業の活性化と成龍酒造らしい個性を磨く努力をしています。変化する食文化を背景に、愛媛の米、水、人から魅力ある地酒を醸して参ります。
 
 で感じる事の大切さ。

酒造りの大切な個所は、今でも昔ながらの手作業を多く取り入れた酒造りを行っています。手間や時間はその分多くかかりますが、お米や水に直接手で触れる事でちょっとした変化にも気づきやすくなり、柔軟に変化への対応ができるメリットもあります。とはいえ成龍酒造では限られた人数と期間でお酒造りを行っていますので、省力化と酒質向上に合致した設備投資も少しずつ行っております。進化する時代の中で、デジタルとアナログの融合によって醸しだせる理想の酒があります。手で感じ、心で醸し、酒質向上を目指してこれからも成龍酒造らしい味わいを追及して参ります。
 米と水の「」を聞く。

成龍酒造では現在最も仕込量が伸長している精米歩合50%以上のお米は全量手洗いし、ストップウォッチで吸水時間を計測しながら、お米に水を吸わせていきます。仕込むお酒の種類によってお米の目標吸水率が存在し、それは使用するお米の品種や精米歩合、水温などに応じてそれぞれ異なります。吸いすぎても、吸水不足でもその後の仕込に影響が出てくるので、限定吸水は杜氏以下皆神経を集中させて、細心の注意を払って作業を行っていきます。冬の冷たい風に耐えながら、多い時は1日600kg近くを手洗いし、数時間かけて限定吸水します。
 自然との共生共存の酒造り。

成龍酒造の仕込蔵は100年の時を超え、今もなお現存しています。古い蔵には空調機器がありませんので、毎年石鎚山から吹き降ろす風が冷たくなる12月がお酒造りスタートの合図。自然の寒さの中で酒を醸す事は、自然を素直に受け入れ、共存共生していく事に繋がります。また先人の知恵で建てられた100年蔵は、扉を開ければ冷風が蔵の中を走り抜け、土壁は蔵内の温度を一定に保ってくれます。愛媛県内は1月下旬〜2月上旬が一年間で最も寒くなりますので毎年弊社では12月〜3月を酒造り時期とし、自然と一緒に酒造りを行っています。
 1本1本、丁寧に熱処理を行います。

日本酒は加熱処理する事で、味の劣化を招く恐れのある菌を殺菌をし、さらにはお酒成分中の酵素などを不活性化し、香りや味わいの熟成を安定させる「火入」を通常行います。(火入れを行わないものを「生酒」と呼びます)現在伊予賀儀屋ブランドではこの火入れを「瓶燗」火入といって、昔ながらの手法で1本ずつ湯煎して行っています。その後冷蔵庫にて瓶貯蔵し、お酒本来のコクや香りを残した、生のような鮮度感を持ったお酒に仕上げております。手間を惜しまず、理想の酒を目指して。
和を以て、良き酒を醸す。

成龍酒造の酒造りは杜氏を含め4人のみで行っています。毎朝5時起床。酒造りには体力と高い集中力が必要とされ、長丁場をいかに乗り切るかという個々の精神力も試されます。そんな苦労も多い酒造りだからこそ、チームワークはとても大事。時には笑いもこぼれ、常に和を大事に酒造りに向き合っています。多くの方からの叱咤激励などの「見えないチカラ」も良き酒を醸すための大事な要素です。和を以て良き酒を醸し、良き酒は和を生み出すという「和醸良酒」という言葉をいつも私達は胸に刻み、日本酒と向き合い続けています。
   酒はで造るもの

目に見えるものだけでなく、目に見えない想いや文化も大事にしなさいという先代の教えに基づき、私たちは酒を醸しながら夢や心などを大切にしています。幼い頃、夢を描く度にいつもワクワクしていました。大人になった今でも夢を持つ事を大切に思いやりや感謝といった心を持って、良き文化を創造していきたいと考えています。酒蔵理念「酒は夢と心で造るもの」に込められた私達の想いが、皆様の心にしっかりと届きますように。明るい未来を日本酒から切り拓いていく事、愛すべき故郷が今よりもっと豊かになる事が私たちの大きな夢です。

  ゴールでなく「スタート」。

幾度とない苦労を乗り越え生まれた新酒はフレッシュで元気いっぱいです。成龍酒造では一部のお酒を除いて原則、一定期間熟成させ、味を落ち着かせてからのからの出荷をしています。瓶詰され専用冷蔵庫でじっくり低温熟成するお酒もあれば、そのままタンク熟成のお酒もあります。それぞれが私達の思い描く味となるように「時間」という最後のスパイスを酒に与えてあげているのです。私達人間がだんだん赤ん坊から大人になっていくのと同じようにいい熟成は酒を成長させてくれます。皆様のお手元にある幣蔵のお酒は、どのような表情になっているでしょうか。ぜひ様々な食と一緒に素晴らしい食シーンをお過ごし頂ければ幸いです。



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